永眠者記念日について

カトリック教会では死者一般を覚える日として聖徒の日(諸聖徒日)があります。これは、ローマ教皇グレゴリウス3世(730年~40年頃)の時代に11月1日に定められたとされています。その後、中世になって、聖人たちや殉教者たちを記念する日とされました。

プロテスタント教会では11月1日に代えて11月第1主日(一番最初の日曜日)を「聖徒の日」と呼び、すべての死者を記念する日として礼拝を行っています。この場合、「聖徒」というのはカトリック教会と異なり、広い意味の信徒あるいは信仰者といった意味があります。私たちの教会の属している日本基督教団においても、これにならっています。

箕面教会でもこの日に「永眠者記念礼拝」を行い、天上にある神の家族や教職として教会にかつて関わり、天にある方々、あるいは関係のあった方々を覚えます。写真を飾ったり、ご遺族の方々をお招きし、礼拝後は服部墓地にて墓前祈祷会を守っています。尚北海道や東北地方等にみられますが、地域によっては気象条件等を理由に、多くの方々が帰省されている8月中旬に永眠者記念礼拝や墓前礼拝を行っている場合もあります。